52三重県共感を呼ぶ地方創生ブランド戦略の立案・実行支援
専門領域

更新日:2026/01/07


更新日:2026/01/07
FUTURE
北海道十勝・帯広の地で、長年にわたり物流の要である倉庫業を営んできました。親族経営による機動力と堅実な経営を武器に、地域インフラとしての役割を果たしています。私たちは今、単に荷物を預かるだけの「静的な保管」から、時間経過によって品質を高め、新たな価値を付加する「動的な熟成業」への転換を目指しています。その第一弾として、2025年より最新鋭の熟成庫を導入し、十勝の食資源に新たな命を吹き込む熟成肉事業という第2の創業に踏み出しました。
私たちが描く未来は、「梶原倉庫に預ければ、モノの価値が上がる」という新しい倉庫業のスタンダードを確立することです。十勝の豊かな食材を、独自の熟成技術で世界に通用するプレミアムブランドへと昇華させ、地域経済の活性化を牽引する存在になりたいと考えています。物流という既存の枠組みを超え、自らが価値を創造するクリエイティブな組織へと変革し、次世代へ誇れる事業基盤を築き上げることが私たちの使命です。
PROJECT
現在、約700万円を投資して熟成個を導入し、研究フェーズとして試作を重ねています。試食段階ではプロからも高い評価を得ており、大手酒販企業との大規模な連携構想も浮上するなど、大きなポテンシャルを秘めています。しかし、現時点では「美味い肉ができた」という点に留まっており、これをいかにして持続可能な「ビジネス」として成立させるかというグランドデザインが描けていません。本プロジェクトでは、この可能性に満ちた種を、具体的な収益モデルへと昇華させるための3〜5ヵ年の事業戦略を経営陣と共に創り上げていただきます。
熟成肉事業を、単なる「趣味の延長」から「梶原倉庫の第2の柱」へと自立させることを実現したいと考えています。どの市場で、どの程度の規模感を目指し、いかにして利益を最大化させるのか。私たちの持つ「圧倒的な保管アセット」とプロ人材の「緻密な戦略視点」を掛け合わせ、迷いなく投資し、アクセルを踏める状態を作ることが目標です。十勝から世界を見据えた、勝てるスキームの構築を期待しています。
最大の課題は、食品業界における成功の「型」が分からず、投資判断の基準が不明確な点にあります。「預かるプロ」ではあっても「売るプロ」ではないため、どのターゲットに、いくらで、どう売るのが正解なのか、エビデンスに基づいた判断ができていません。経営を担う兄弟間でも、攻めと守りのバランスに葛藤があり、一歩踏み出すための確かな裏付けを必要としています。また、商売の基準が帯広の相場観に引っ張られてしまい、都市圏や海外の市場価値を正しく事業計画に投影できていない点も解消すべき壁です。